本日、長全寺のお盆を締めくくる「大施食法要」が厳修されました。

前日の台風による天候が大変心配されましたが、本日は晴天の下、ご来山いただいた多くの檀信徒皆様の尊いお手合わせをいただき、無事大施食会を終えることができました。

本日の法要で着用していたお袈裟は、大変ご苦労を重ねられたあるお檀家様のご婦人から、平成23年にご寄進をいただいたお袈裟でした。
そのご婦人のご苦労を存じ上げていた住職は、当時そのお申し出を一旦お断りした経緯があります。
ただ、その際にそのご婦人は「させていただける事が嬉しいの。ご住職、是非お袈裟をご寄進させてください」と仰ってくださいましたので、拙僧は有難くそのお申し出を受ける事といたしました。
そのご婦人も平成30年にお亡くなりになりましたが、時々生前のご様子を思い出しては、懐かしい想いを致しております。

ご供養の時だけでなく、普段から大切にしたい「させていただける事への感謝の心」。
仏教徒として、日頃より心に留め、皆様と共に精進して参りたいと思います。

ご随喜いただきましたご寺院様、責任役員・総代・世話人様、新盆家各代表者皆様、檀信徒の皆様、その他ご協力をいただきました関係者各位に心より御礼申し上げます。

ありがとうございました。